blue noteは、1962年2月2日、1995年に他界された宍道初子さん(シシドウという名前と獅子座生まれから皆にオシシと呼ばれていました)が河原町三条にオープン。
当時のブルーノートは、三条から二筋がったところにあり、入り口と出口に挟まれた10席ほどのカウンターだけの店で、お客さんは、ところてんのように出入りしていたそうです。
61年にアートブレイキーとジャズメッセンジャーズの初来日、62年にホレスシルバーの初来日と、日本にハードバップの嵐が吹き荒れたちょうどその頃に開店した訳で、熱気でむんむんとした店内が想像されます。その頃ブルーノートでジャズとともに青春時代を過ごしておられた方も、既に75歳前後になられている訳ですね。
その後だんだんと手狭になって来たので、1967年11月18日に三条から四筋下がった場所で新装開店しました。
東映の映画製作も盛んな頃で、今の会長の高岩淡さんが当時撮影所の所長をしておられ、役者さんをお連れになってよく来られていました。菅原文太さんをはじめ、ジャズが大好きな役者さんが多かったのも時代を反映していますね。
1974年4月からは店を拡張しLIVEもお楽しみいただけるようになりました。
ピアノの鍵盤を写した円形のカウンターや、照明、音響設備(レコードなども)は、当時のまま保存調整されており、入った瞬間にタイムスリップすることでしょう。
Jimmy Smith. Elvin Jones. Mal Waldron.Ray Bryant.Nat Adderey.らの巨匠を始め、内外のミュージシャンが数多く出演してきました。
京都のブルーノートは、2016年2月2日、54回目の誕生日を迎えたその日に、惜しまれつつ閉店、奈良市のならまちに移転し、2016年4月1日に、オープンしました。
今後も、地域に密接して、地元のミュージシャンや、関西のミュージシャンを応援していきます。
今後とも、いままでと変わらぬご指導ご鞭撻をお願いいたします。